
このような疑問に答えます。

- 株式投資の資産運用で各著者のお勧めしているポートフォリオを紹介
- 各ポートフォリオによって様々な経済状況でどのような反応を示すのか?
- 各資産の相関係数を紹介
本記事では「かの有名な名著で紹介されているポートフォリオを紹介」
最近の経済状況に当てはめて、お勧めのポートフォリオを紹介します。
今回の記事で「どのポートフォリオが自分に合うのか?」で参考にして欲しいと思います。


少し個別株が多く見えますが、基本は70%は米国株式で持とうと思っています。

Contents
20代の株式投資の資産運用で各著者のお勧めしているポートフォリオを紹介

結論から伝えますと、左に行くにつれて株価の変動性は高くなります。
そのためあなたの許容範囲と相談をお願いします。
チャールズ・エリス【敗者のゲーム】

株式100%ポートフォリオです。
このポートフォリオには、ただし前提があります。
超長期的にみて大体10年以上運用する場合は株式に全額投資して良い
ということを本の中で話しています。

これは、あなただけではなく、子供、孫、そして子孫へと、です。
資産の最大化を目指すなら、超長期で株式だけに投資もいいかもしれません。
ただし、株式の変動リスクに耐えらえるような余裕資金での投資が必要不可欠となります。
この辺は後半の具体例で説明していきます。
バートン・マーキル【ウォール街のランダムウォーカー】

先ほどの100%株式投資法までとはいかないものの、アグレッシブな投資法です。
基本的にバートンマーキルは
債券の比率は自分の年齢の数だけ入れておくのがいい
と、話をしています。
しかし、若いうちはアグレッシブに攻めることが大事だとして、株式に多めに投資をすることを推奨しています。
そのため70%を株式に投資をしています。
レイダリオ【世界の投資家は何を考えているのか】

債券だけで約半分を投資に回すことで、「変動を抑えて長期で保有できる」と仰っています。
ただし、後から説明しますが、債券はその分値上がり益も得られないため、注意が必要です。
各ポートフォリオによって様々な経済状況での反応

ここからは先ほど説明した、「三つのポートフォリオをもとに三つの経済状況でどのような資産の推移をするのか」を説明していきます。
ここでの大前提として、総資産を1000万円としたいと思います。
保有する銘柄は代表的な銘柄を用意したいと思います。
- 株式→VOO
- 債券→AGG
- 長期、中期国債→米国国債
- 金→IAU
- コモディティ→ビットコイン
- 不動産→J-REAT(日本の不動産投資信託)
これで今後の計算を行なっていきます。
コロナ期【不況期】

これはコロナ期での推移です。
考察を述べますと、
- チャールズ・・・株式の変動に飲み込まれた
- バートン・・・債券とJ-REATで少し緩和
- レイ・・・分散投資で全体的な減額を避けられた
圧倒的に債券を保有しているレイダリオポートフォリオが強いですね。
7月までの回復期

7月までの回復期の値です。
- チャールズ・・・投資の損の金額がほぼほぼ返ってきている
- バートン・・・逆に日本の不動産の回復は米国の株式よりも遅い
- レイダリオ・・・ビットコインや、金などの現物投資によって回復期にも手堅いポートフォリオ
ここで、まず、注目なのは、日本の株価の回復は米国よりも遅いことです。
この理由については、株式市場は米国主導で動いていくためです。
2019~2020年の好況期

これは2019年1月1日から2020年1月1日までの資産の推移です。
- チャールズ・・・株式を持っている分他の二つと比べて100万近く差をつけている
- バートン・・・伸びには米国株式を保有しているため、全く太刀打ちできない
- レイ・・・ビットコインのおかげで総資産の増加を他の2つと離されずに済んでる
ここではリスクを取るチャールズの株式100%のポートフォリオが資産を伸ばしています。
しかしビットコインの増加もあって、レイのポートフォリオも負けてはいません。

2019年から2020年は倍近く増加しています。これからビットコインはさらに増加すると言われてます。
各資産の相関係数

この相関係数の意味することを皆さんご存知でしょうか??

簡単に言うと「相関係数の低い資産同士を持ってください!」と言うことです。
ここで赤色で囲んでいる場所がありますが、これは分散投資を行う上での他にも持っておきたい銘柄のことです。

許容範囲を知って自分に合っているポートフォリオを組めば問題ない
今回は「許容範囲を知って自分のポートフォリオ を見つめ直す」を目的に書きました。
おさらいをしますと、
- チャールズエリス・・・株式100%で約3割強を不況の時に失っても問題ないなら一番お勧め
- バートン・マーキル・・・安定型だが不況期には約3割の資産が減る。爆発力もチャールズには負けるため中途半端かも
- チャールズエリス・・・株式100%で約3割強を不況の時に失っても問題ないなら一番お勧め
リスク許容度に応じたポートフォリオの形成法はあると思います。
手助けになると思うので、ぜひ参考にして自分なりのポートフォリオを作ってください。
ちなみに私は主に米国株式に投資を行なっていますが、簡単にスマホアプリでできます。
それに関しての記事も書いているので、よろしければどうぞ!